2017年10月13日

講演会のご報告


神戸・図書館ネットワーク主催の
講演会に参加してくださった方、
ありがとうございました。
京都や滋賀、和歌山からも足を運んで
くださった方がいらしたようです。
アンケート用紙に沢山のメッセージが
書き込まれていてびっくり!!
少しでも気持ちが届いたのかな、と
安心しています。

司会進行役の方が
『おばあさんの描き分けがお上手!』と
仰ってくださったのが、嬉しかったです。
“役者がいい!”って言われたような
私にとって最高の褒め言葉。
キャラクターの描き分けは
しぐさや振る舞いなど含め、難しいのです。
だからうまく描けないときは
『このキャラ、芝居が下手だな…』と
突っ込みつつ、何度も描き直しています。

講演会の後、主催者のみなさんから
変革期を迎えつつある神戸市内の図書館の
現況について教えていただき、
いろいろと勉強になりました。



先日、講演会の報告をいただいたのですが

図書館について書かれた書物は、
一見して難しそうで 専門家でなければ
手に取らないようなものが多いのですが
『夜明けの図書館』は、マンガという手法で
表現することで、子どもでも、専門家でなく
ても、楽しく読むことができて、
しかもレファレンスについて理解できる、
というありがたいマンガです。
きっと長く読まれ続けて、たくさんの人の
やる気も応援してくれることでしょう。


と、結んでくださっていました。
『夜明けの図書館』第5巻は来月16日発売予定です。

posted by 埜納タオ at 21:09| お知らせ

2017年09月18日

中年の希望


田辺聖子さんの『春情蛸の足』/講談社文庫
を読みました。
小説を読みながら、笑う事は殆どないのだけど
さすが、おせいさん。
幾度となく声が漏れてしまった。
収録8編すべてのタイトルに「情」が入っていて
登場するのは中年ばかり。格好悪くて愛しい。

読了後は、あつあつの汁気があるものを食べ
たくなって、
日々の些細な出来事がどうでもよくなって…
つまり、お腹が減って気が大きくなったのです。
いい小説だ〜。

ハタチの時、友人の彼氏(当時おじさん)に
三宮・東門街にある小料理屋へ連れて行って
もらった事を思い出しました。
白木のカウンターに、着物姿のおかみさん。
出て来たおでんのつゆが黄金色で、
おでんじゃない!と思った。
いわゆる関西風の白だしで、大根が格別旨い。
友人もその彼も酒飲みだったので、冷酒を
“ グラス in 升 ”で飲む『もっきり』という
スタイルを初めて知り、
その夜は、ずいぶん大人になった気がしたものです。

あの時の友人の彼氏やおかみさんの年齢を越えて
小説の中年と同世代のはずなんだけど、
どうにも自分は軟弱(脆弱)だなぁ〜と情けなくなる。
時代や環境も違うから当然なんだけど、
それでも、もう少し、ふくよかにー
“小粋な中年”を目指したいものです。



私には珍しい恋愛漫画『橙色の体温』
5年前くらいかな?
コンビニのおでんに一手間加えて食べるシーンを
描いていました。

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posted by 埜納タオ at 23:11| 本 音楽 映画

2017年09月03日

漫画掲載のお知らせ


夜明けの図書館第20話
“みんなのダイバーシティ”後編が
JOUR10月号に掲載中です。

担当さんがネーム時に「いいですね」って
言ってくれたコマ。
私も気に入ってたコマだったのでニンマリ。

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幼児の体って、プニュっとして体温高くて
抱きしめると気持ちいいですよね。

子育て経験ナシの私が言うのもナンですが、
子どもを抱っこしてあげられる期間なんて、
過ぎてしまえばあっという間なのかな〜、
なんて思ったりします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

先週、東京へ行ってきました。
とある方に、某専門図書館を案内して頂い
たり、編集さんとゆっくり会えたり…
貴重な時間でした。
時間を割いて会って下さった方に感謝。

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本駒込にある東洋文庫ミュージアム。

面白すぎて時間が足りませんでした。
教科書で習ったあれやこれや、国宝や重要
文化財がたくさんあっておなかいっぱい。
個人的には“御成敗式目”に過剰に反応して
しまいました。なつかしい〜。

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そのあと友人宅にて、まったり…の予定が
彼女の所蔵コレクションを見せてもらって
大興奮。
刺繍家・森麗子先生の作品集。
本当に素晴らしくて、うっとり溜め息。
添えてある言葉も詩のように美しく力強い。
彼女のおうちに先生の作品2つ飾ってあっ
たので、じっくり鑑賞〜。眼福。



都内でも歴史の古い深川図書館へも
行ってみました。
モダンな建物でアーチ窓や螺旋階段も素敵です。
郷土資料室は、入る前に荷物をロッカーに
預けるシステム。
戦時下、疎開中の子どもたちの文集や、
木場の商人・職人の歴史なども非常に興味
深かったです。
清澄白河エリアの街歩きも乙でした。


***


滞在中に残念だったことが一つ。
ピンキーリングを紛失してしまったのです。
気付いたら無くて、どこで失ったのかも見当つかず。

だけど、こういう時は、
“役目を終えたから消えた”という考え方が
ベターなんだそうです。
なるほど!
固執せず、そのように心を整理中です。

posted by 埜納タオ at 23:12| お知らせ

2017年08月06日

講演会のご案内


神戸・図書館ネットワーク主催の講演会で
『図書館との出会い』というテーマで
お話させてもらう事になりました。

神戸・図書館ネットワークとは、
行政と市民のネットワークを拡げ、
手を携えて図書館をよりよくしていくことを
目的とされた神戸市立図書館利用者の会、
だそうです。
みなさん、志が高そうです。
こちらがお話を聞かせて頂きたい立場で
恐縮ですが、是非ご参加ください。

日  時:9月30日(土)14:00〜16:00
場  所:兵庫県立生活創造センター セミナー室
     (神戸クリスタルタワー5F)
定  員:50名 無料
参加申込:神戸・図書館ネットワーク

posted by 埜納タオ at 17:02| お知らせ

2017年08月03日

漫画掲載のお知らせ


「夜明けの図書館」第19話
“みんなのダイバーシティ 前編”が
JOUR9月号に掲載中です。

前・後編になってて初めての長編です。

ハイチにルーツのある少年が登場しますが、
描き方がステレオタイプだなぁ〜とか
作り込みすぎてるなぁ〜とか
我ながら思うことは多々あります…。

私が住んでる地域にも色んな外国の人がいて、
毎週行われてる日本語教室へ行ってみました。
比較的、東南アジアの方が多いです。
(隣町は中東の人が多い〜)

仕事や学業など目的をもって一時的に
住んでる方は、目がキラキラして意欲的。
SNSで常に母国の家族や友人と繋がってて
日本での生活も充実してるように見えました。
一方で、いろんな事情で辿り着いた人もいて…。

後者のケースを参考に、お話を膨らませていきました。
後編は来月掲載予定で、そのあと5巻が出る予定です。


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描いてて楽しかったシーン。



今回から(これまでも大変お世話になっていたのですが)
協力/吉田倫子さんのクレジットが表記されるようになりました。
公共図書館の現場に長くいらしたベテラン司書さんです。

そう。
ハイチの国について調べようと
蔵書検索で「ハイチ」と入力すると
検索結果がわんさかーーーー。

(例)
・おつきさま*はいち*ねんせい
・99%の人は歌がうまくなる!カラオケで高得点を出す音痴*は1*日で治る
・*はいチ*ーズ(図書)  …and more 

*はいち*がいっぱい隠れてました。
ノイズの嵐!

 司書がハイチ(という国)に関する本に
 検索対象を絞りたい場合は、
 件名(キーワード、テーマ、など言い換え
 られていることが多い)にハイチと入れます
 それでもまだ、配置・培地・後背地などの
 用語もヒットする可能性があって
……云々

その流れで『統制語』という言葉を教えて頂きました。
とうせいご…。
初めて知った言葉。
正しく理解できておりませんが……。

システムや書誌データを構築するのって
言葉のジャングルを交通整備するみたいな
ものなのでしょうか。
迷子が出ないよう、道標づくり。
奥が深そうです。


posted by 埜納タオ at 16:14| お知らせ

2017年07月12日

異文化コミュニケーション

インドネシア人のファミリーとご一緒する
珍しい機会がありました。
クリスチャンなので、お肉もアルコールも
大丈夫ということでsukiyakiで乾杯。

ジャワ島東部のスラバヤにお住まいで、
名物の“Bandeng Juwana"をお土産に
頂きました。
正直、魚の顔と色が怖い…
お味の方は、ノンオイルのツナ缶?といった
ところでしょうか。

インドネシア語に、私の名前(本名)に
よく似た発音の食べ物があるそうで、
「だから覚え易いるんるん」と言われました。
お粥とスープのような食べ物で、
あっさりした味付けらしいです。

みなさん英語がお上手で、
私は半分も理解できず、ヘラヘラするしか
なかったです。
コミュニケーション不足のところは
イラストで補ってみましたが……
私の絵は、熱帯国に情熱的に暮らすゲストに
とって、些か薄味すぎたかもしれません。

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デザートにマンゴープリンを作りました。
夏ぽい、元気のでる色です。
笑顔で召し上がっていただきました。

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posted by 埜納タオ at 15:45| 日記

2017年06月22日

原稿終了

長い間抱えていた原稿が上がりました。
ほーーー。
とりあえず、嬉しい。

今回、7、8年ぶりに初代アシスタントさんに
お手伝いに来てもらいました。
『シャチョー(そう呼ばれている)全然変わってない!』
と大笑いされました。さすがにそれは…
彼女は3児の子育て奮闘中のママになってて、
一緒に精の付くものを食べたりしました。

雑誌掲載はもう少しあとで、
そのあと新刊のお知らせができそうです。



フォトショップで即席gifアニメを
作ってみました。
りんごのベレー帽を被った私が創作に
励んでるところです。
…よくわからないですね。下手ですみません。
(1クリックで3回ループして止まります)

ringogumi.gif



梅雨空ですが、Jack Johnsonを聴いてクールダウンしています。
身を委ねるのに良い音です。
日没時、ビール片手にビーチで聴けたら最高でしょう。
心だけ、西海岸へ飛んでいます。

posted by 埜納タオ at 16:43| 日記

2017年05月01日

イメージを形に

兵庫県加東市にある植物工場・木心ファーム『アグリらぼ』の
ブランディングをお手伝いさせて頂いています。
昨年ご相談を受け、ヒアリングと修正を重ね、
このたびパッケージと保冷車が出来上がりました。

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主力商品であるフリルレタスは肉厚で食べ応えがあり、
チャーハンなど炒め物にしてもシャキっと美味しいです。
販路も徐々に拡大されていくそうなので、今後の展開も楽しみです。

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クライアントさんの想いや狙いをきいて、形にしていく作業は、
私の中では基本、漫画を創る作業と似ています。
とはいえ、ストーリー漫画はひとりで映画を撮っているようなものなので、
やはりかなり特殊ですかね…。
孤独の量が決定的な違いでしょうか。



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今年度より新しくなった小野市観光課の名刺デザインをさせて頂きました。
数パターンあり、こちらはスタンプぽく滲みのある仕上がりになっています。
小野市は“そろばんのまち”なので、◎はそろばんの球を上から見たイメージです。
“播州刃物”なども有名です。
他部署の方も「これ使いたい」と仰ってるそうで、嬉しい。
女性の方に「かわいい」と言ってもらえるとすごく安心するのはなぜだろう。


***


これから、引きこもり生活が長く続くので、
日々が少しでも新鮮になるよう、ソファの位置を変えてみました。
動線が変わって目新しい。
景色も違って見えます。
同じ場所で同じ事を繰り返していると、どうしても空気が澱むので、
そこは工夫しつつ、新しい空気を取り入れていきたいものです。

posted by 埜納タオ at 16:27| お知らせ

2017年04月24日

ことば蔵へ行ってきました

伊丹市立図書館ことば蔵でのイベント
”読書犬への「本のよみきかせ」会”へ参加してきました。

読書介助犬とは…
R.E.A.D(Reading Education Assistant Dog)のプログラムといわれる
アニマルセラピーの一つで、
犬は読み手が言い間違ったりしてもからかったりしないことから、
本や人前での音読が苦手な子どもが犬に本の読み聞かせを行うことで、
自信をつけてもらおう、という目的でアメリカで始まった活動だそうです。

日本レスキュー協会より2頭のセラピードッグが図書館へやってきました。
(※読書介助犬として育成されたワンちゃんではないそうです)

言語聴覚士の先生も来られていて、
参加者(保護者)向けに吃音などことばに関する相談も受付されていました。

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正直、ワンちゃんは、話を聞いてるような聞いてないような。
プレッシャーを与えないので、子どもたちはリラックスして楽しそうでした。


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全然聞いてない….。
聞いてほしいから、一生懸命読もう!と読み手は燃えるそうです。


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今回のイベントは市民の方からの案で、ことば蔵では様々なイベントが目白押し。
さすが、Library of the Year 2016に選ばれた図書館です。
市民が積極的に参加して、楽しみながら図書館を盛り上げている、という印象でした。
奥にとっても広い建物です。設備も充実していて、利用者で賑わっていました。

伊丹…文化的な街です!



(イベントとは関係ないですが)
このところ、改めてことばや読書の大切さについて、あれこれ思う事が多いです。
先週、新聞で歌人の穂村弘さんが書かれていたコラムが興味深かったです。
私は読書嫌いで、意識して読むようになったのは、漫画家としてデビューしてから…。
いまも決して読書量は多くなく、普段は新聞と就寝前に何か読むくらいですが、
それでも、自分を形成するのに必要な養分だと思っています。

ことばを大切にしている人のラジオなども、聴いていると面白いです。
ことばによって世界像は書き換えられる。きっとそうです。

posted by 埜納タオ at 16:37| 図書館

2017年03月31日

父、湯治場にて

週に1度くらいのペースで実家の父に電話しています。
他愛もない話をすませ「じゃ、またね」と電話を切ろうとしたら
「そうそう、お父さんええ事あってなぁ〜♡」と
こんな話を聞かせてくれました。

以前から気になっていた、山の中にひっそりある温泉地へ行ってみた 
脱衣場での勝手がわからず、迷っていた所を
先客の50代とおぼしき男性が親切にナビゲートしてくれた 

これが、ええ体したええ男で、ほんま優しゅうて、
 仏さんみたいな顔しとってんじゃ〜♡♡♡
」と。
…珍しい。父は、まず他人を褒めない。余程の事なのです。

「お父さん意気投合して、色んなハナシしてのぅ〜」と、声も弾んでいます。
トラックの運転手で全国を走ってる方らしく、各地の様々な話を聞かせてもらい、
お互いの身の上話などを語り合い、長湯してしまったとか。
お相手の込み入った事情まで私に聞かせてくれたので、
父が不躾な質問をしたにちがいないふらふら
「“またここで会おうな”って言って、別れたんじゃ〜」と、
身も心も満たされてるようでした。よかったね。

家族や友人では距離が近すぎて、通りすがりの赤の他人だからこそ
話せるハナシ、というのがあるのかもしれません。

それにしても、やたらとその男性の体を称えていて…
それもそっか。
80前の父からすれば、50代男性の鍛えられた肉体は若く魅力的だったのでしょう。
もう手にいれる事はできないからー。

しっかし「一体どこの温泉地よ?」と検索してみたのですが
情報が…。少しだけあった…え、入浴料大人300円、宿泊料2000円!?
隠れた湯治場のようですいい気分(温泉)
posted by 埜納タオ at 17:20| お父ちゃん