「夜明けの図書館」第19話
“みんなのダイバーシティ 前編”が
JOUR9月号に掲載中です。
前・後編になってて初めての長編です。
ハイチにルーツのある少年が登場しますが、
描き方がステレオタイプだなぁ〜とか
作り込みすぎてるなぁ〜とか
我ながら思うことは多々あります…。
私が住んでる地域にも色んな外国の人がいて、
毎週行われてる日本語教室へ行ってみました。
比較的、東南アジアの方が多いです。
(隣町は中東の人が多い〜)
仕事や学業など目的をもって一時的に
住んでる方は、目がキラキラして意欲的。
SNSで常に母国の家族や友人と繋がってて
日本での生活も充実してるように見えました。
一方で、いろんな事情で辿り着いた人もいて…。
後者のケースを参考に、お話を膨らませていきました。
後編は来月掲載予定で、そのあと5巻が出る予定です。

描いてて楽しかったシーン。
*
今回から(これまでも大変お世話になっていたのですが)
協力/吉田倫子さんのクレジットが表記されるようになりました。
公共図書館の現場に長くいらしたベテラン司書さんです。
そう。
ハイチの国について調べようと
蔵書検索で「ハイチ」と入力すると
検索結果がわんさかーーーー。
(例)
・おつきさま*はいち*ねんせい
・99%の人は歌がうまくなる!カラオケで高得点を出す音痴*は1*日で治る
・*はいチ*ーズ(図書) …and more
*はいち*がいっぱい隠れてました。
ノイズの嵐!
司書がハイチ(という国)に関する本に
検索対象を絞りたい場合は、
件名(キーワード、テーマ、など言い換え
られていることが多い)にハイチと入れます
それでもまだ、配置・培地・後背地などの
用語もヒットする可能性があって……云々
その流れで『統制語』という言葉を教えて頂きました。
とうせいご…。
初めて知った言葉。
正しく理解できておりませんが……。
システムや書誌データを構築するのって
言葉のジャングルを交通整備するみたいな
ものなのでしょうか。
迷子が出ないよう、道標づくり。
奥が深そうです。