2017年03月31日

父、湯治場にて

週に1度くらいのペースで実家の父に電話しています。
他愛もない話をすませ「じゃ、またね」と電話を切ろうとしたら
「そうそう、お父さんええ事あってなぁ〜♡」と
こんな話を聞かせてくれました。

以前から気になっていた、山の中にひっそりある温泉地へ行ってみた 
脱衣場での勝手がわからず、迷っていた所を
先客の50代とおぼしき男性が親切にナビゲートしてくれた 

これが、ええ体したええ男で、ほんま優しゅうて、
 仏さんみたいな顔しとってんじゃ〜♡♡♡
」と。
…珍しい。父は、まず他人を褒めない。余程の事なのです。

「お父さん意気投合して、色んなハナシしてのぅ〜」と、声も弾んでいます。
トラックの運転手で全国を走ってる方らしく、各地の様々な話を聞かせてもらい、
お互いの身の上話などを語り合い、長湯してしまったとか。
お相手の込み入った事情まで私に聞かせてくれたので、
父が不躾な質問をしたにちがいないふらふら
「“またここで会おうな”って言って、別れたんじゃ〜」と、
身も心も満たされてるようでした。よかったね。

家族や友人では距離が近すぎて、通りすがりの赤の他人だからこそ
話せるハナシ、というのがあるのかもしれません。

それにしても、やたらとその男性の体を称えていて…
それもそっか。
80前の父からすれば、50代男性の鍛えられた肉体は若く魅力的だったのでしょう。
もう手にいれる事はできないからー。

しっかし「一体どこの温泉地よ?」と検索してみたのですが
情報が…。少しだけあった…え、入浴料大人300円、宿泊料2000円!?
隠れた湯治場のようですいい気分(温泉)
posted by 埜納タオ at 17:20| お父ちゃん