2016年11月27日

映画と小説と

先日、映画『この世界の片隅に』を観てきました。
劇場でアニメを観るのは、小6の時『幻魔大戦』と『クラッシャージョウ』(二本立て)以来です。

原作の世界観は大切に扱われたまま、映像ならではの美しさも加わり、
どこを切り抜いても素晴らしい作品でした。
導入部、コトリンゴさんの音楽で一気に作品に引き込まれて
エンドロールで、こっちの世界にそっと戻される感じ。

こうの史代さんが描かれるキャラクターは、かわいらしいだけでなく、
恐ろしいほど艶っぽい〜、なんだろ、あの色気。
“人間”を描いていらっしゃる。


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クラウドファンディングのメンバーになっていたもので、公開までの間、
すずさんから季節の挨拶(葉書)が届いたり、ファン垂涎の特典が満載でした。


***


今日は、一日中しとしと雨降りで、何もやる気がでず、
こたつにもぐって『彼女に関する十二章』著:中島京子を一気読み。
いい映画を観た後のような読後感。あー、おもしろかった!

50歳夫婦の会話が、なんとも東(京)ぽいな〜、と感じる。小気味よい上品さ。
夫婦であれ、パーソナルスペースがやや広く、西のソレとは幾分違う、とか思ってしまう。
ミドルエイジ女性におすすめです。

posted by 埜納タオ at 21:41| 本 音楽 映画

2016年11月07日

竜宮城より戻りました

浦添市立図書館読書講演会を終え、沖縄から帰ってきました。
会場にお越しいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
300人のホールが結構埋まっていて、緞帳があがった瞬間、さすがに緊張してしまいました。


準備段階から最後まで、事務局の方に細やかな配慮をいただいたおかげで
とても楽しく、気持ち良い時間を過ごす事ができました。
というか、一生分、人に優しくされた気がする…!この先大丈夫かな、私。


浦添市立図書館は、溌剌と笑顔の素敵な女性館長さんをはじめ、
スタッフみなさんの雰囲気が本当に素晴らしく、蔵書の濃さも凄まじく、移動図書館まであり、
”てだこ”のまち・浦添市の未来は明るい!!と強く感じました。
『沖縄学研究室』なるものまであり、YAコーナーはもちろん、多文化コーナーも充実しています。
館内は、映画のロケやPVなどにもよく使われるんだそうです。


2016 うらそえYA文芸賞受賞作品も力作揃いで、刺激を受けました。
受賞を逃した人も、自分の頭で考え、自分の言葉で綴り、
ひとつの作品にまとめあげた力に敬礼、です。


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講演会では「てだこ」や「沖縄の文化」について調べた事を中心に、
そして僭越ながら「YAコーナーの活用法」について、私なりの言葉でお話させていただきました。


講演会でも触れたのですが、沖縄は”県産本”が非常に多く、全国的にも珍しいんだそうです!
「ジュンク堂に”沖縄本”コーナーがありますよ〜!」と館長さんに教えてもらい、
行ってみました。
パンチの効いた言葉を求めて”沖縄文学”の棚にあった3冊を購入。(画像右下)


心残りが少しあって、
講演中、手話同時通訳の方をつけてくださったのですが、その方にお礼を言いそびれた事です。
私の煮え切らない言葉…、訳すの大変だったと思います。すみませんでした。
それと、審査員の又吉栄喜さんにご挨拶できなかった………無念。


***


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翌日は、糸満市内の光洋小学校にて、マンガ教室を行いました。
「補助線をひいて、キャラクターをバランスよく描いてみよう〜」など。
わいわいと子どもたちと触れ合いタイム♪
カルガモのお母さん気分を味わえました。


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詳細はこちらにアップされているようです。
糸満市 とれたて糸レポ
「みんなでお絵かき楽しい♪」放課後子ども教室




***


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こちらは、「絶対行った方がいい!」と強いおススメをうけて向かった
恩名村文化情報センターです。
職員の方に案内していただきながら、面展の工夫、企画イベント、レファレンス事例など
熱く語っていただきました〜〜感激することばかり。
青いのは、“おはなしの部屋”の天井です。
(先月、池澤夏樹さんがこちらで講演会されたそう。すごいなぁ!!!)



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そのあと、ランチと見学を兼ねて、OIST(沖縄科学技術大学院大学)へー。
5年一貫性の博士課程を提供している大学院大学で、1年で約20名しか入学できないとか…
しかも、その半分が外国人だそう。
研究ユニットについて、日本語で説明してありましたが、全く理解できませんでした!
“世界最高水準”にふさわしく、建物、施設、デザイン、すべてが最上級。
カフェテリアのごはんも、うまかったです。


***


今回、ホテルに2泊して、もう2泊友人T宅で世話になりました。
友人Tは、中高時代の古〜い友達で、とくに中2の時、競い合うように勉強した仲です。
(卓球部ではダブルスを組んだ仲でもあり…。
 卓球部だったけど、私らオリーブ少女でもあったよね?)


高校で、私は勉学をドロップアウトしてしまうのだけど、彼女は見事な学業を納め、
現在は子育てをしながら、自宅で英会話教室を開いています。
25歳の時、一緒に八重山諸島を旅しました。


15年前より沖縄県民になり、先日行われた“世界のウチナーンチュ大会”の際、
来沖されたクリスチャンの方に向け、英語で礼拝のスピーチをしたとかぴかぴか(新しい)多方面で大活躍です。
昔から人気者だったけど、沖縄気質も加わって、さらに磨きかかってた!!
なんて私のキャラの薄いこと。


講演会にも来てくれて、10年ぶりの再会だったけど、瞬時に中2に戻れました。
連日、スペシャルなおもてなしを本当にありがとう!
彼女の家族と密な時間を過ごす事ができて、英気を養えました。感謝!

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『I’m proud of you』

彼女が教えてくれた言葉です。
”アメリカじゃ、親が子どもにむかって言ったりするんよ”って。
へぇ〜〜〜〜。
そんな風に言われて育ったら、嬉しいだろうな。


“英語しゃべってたら、前向きになれるんよ!
あんまり、ネガティブな事いわんけ〜”って。
そっかぁ!


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「これで勉強する?」と手土産に渡されたテキスト。
6〜7歳向け…結構難しいです。


滞在中は、母国語である広島弁と関西弁と沖縄言葉と英語(私はでたらめ)がチャンプルーされ
笑いが絶えませんでした。
“OISTへいってみよ〜!”と誘ってくれたのも彼女です。


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彼女の愛娘、Yとおしゃれタイム。
子どもの髪、結ったり編んだりするの好きなんだよなぁ。
幸せな時間。

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そうそう。
友人Tに「亀持って帰らん?なぁ、ほんまに亀、要(い)らん?」て
何度も亀を押し付けられそうになりました。
もらい物で仕方なく育てていたら、かなり大きくなってしまったそうです。
「要らん!」って断って帰ったけど、助けるべきだったのか…。
やや、ぞんざいに扱われていた亀吉(かめきち)の行く末が気になるところです。


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盛り沢山すぎて、文章が散らかりましたが、
4泊5日の琉球時間、竜宮城のように楽しかったです。
もう少し酔いしれていたいけど、現実に戻り、明日から通常営業です。
近いうちに、また行きたいものです!

posted by 埜納タオ at 17:27| お知らせ