2017年04月24日

ことば蔵へ行ってきました

伊丹市立図書館ことば蔵でのイベント
”読書犬への「本のよみきかせ」会”へ参加してきました。

読書介助犬とは…
R.E.A.D(Reading Education Assistant Dog)のプログラムといわれる
アニマルセラピーの一つで、
犬は読み手が言い間違ったりしてもからかったりしないことから、
本や人前での音読が苦手な子どもが犬に本の読み聞かせを行うことで、
自信をつけてもらおう、という目的でアメリカで始まった活動だそうです。

日本レスキュー協会より2頭のセラピードッグが図書館へやってきました。
(※読書介助犬として育成されたワンちゃんではないそうです)

言語聴覚士の先生も来られていて、
参加者(保護者)向けに吃音などことばに関する相談も受付されていました。

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正直、ワンちゃんは、話を聞いてるような聞いてないような。
プレッシャーを与えないので、子どもたちはリラックスして楽しそうでした。


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全然聞いてない….。
聞いてほしいから、一生懸命読もう!と読み手は燃えるそうです。


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今回のイベントは市民の方からの案で、ことば蔵では様々なイベントが目白押し。
さすが、Library of the Year 2016に選ばれた図書館です。
市民が積極的に参加して、楽しみながら図書館を盛り上げている、という印象でした。
奥にとっても広い建物です。設備も充実していて、利用者で賑わっていました。

伊丹…文化的な街です!



(イベントとは関係ないですが)
このところ、改めてことばや読書の大切さについて、あれこれ思う事が多いです。
先週、新聞で歌人の穂村弘さんが書かれていたコラムが興味深かったです。
私は読書嫌いで、意識して読むようになったのは、漫画家としてデビューしてから…。
いまも決して読書量は多くなく、普段は新聞と就寝前に何か読むくらいですが、
それでも、自分を形成するのに必要な養分だと思っています。

ことばを大切にしている人のラジオなども、聴いていると面白いです。
ことばによって世界像は書き換えられる。きっとそうです。

posted by 埜納タオ at 16:37| 図書館

2017年03月31日

父、湯治場にて

週に1度くらいのペースで実家の父に電話しています。
他愛もない話をすませ「じゃ、またね」と電話を切ろうとしたら
「そうそう、お父さんええ事あってなぁ〜♡」と
こんな話を聞かせてくれました。

以前から気になっていた、山の中にひっそりある温泉地へ行ってみた 
脱衣場での勝手がわからず、迷っていた所を
先客の男性が親切にナビゲートしてくれた 
その方は、背中に立派な刺青のある50代とおぼしき男性で…

これが、ええ体したええ男で、ほんま優しゅうて、
 仏さんみたいな顔しとってんじゃ〜♡♡♡
」と。

…珍しい。
父は、まず他人を褒めない。
余程の事なのです。

「お父さん意気投合して、色んなハナシしてのぅ〜」と、声も弾んでいます。

トラックの運転手で全国を走ってる方らしく、各地の様々な話を聞かせてもらい、
お互いの身の上話などを語り合い、長湯してしまったとか。
お相手の込み入った事情まで私に聞かせてくれたので、
父が不躾な質問をしたにちがいないふらふら

「“またここで会おうな”って言って、別れたんじゃ〜」と、
身も心も満たされてるようでした。よかったね。

家族や友人では距離が近すぎて、通りすがりの赤の他人だからこそ
話せるハナシ、というのがあるのかもしれません。

それにしても、やたらとその男性の体を称えていて…
それもそっか。
80前の父からすれば、50代男性の鍛えられた肉体は若く魅力的だったのでしょう。
もう手にいれる事はできないからー。


しっかし「一体どこの温泉地よ?」と検索してみたのですが
情報が…。
少しだけあった…え、入浴料大人300円、宿泊料2000円!?
隠れた湯治場のようですいい気分(温泉)

posted by 埜納タオ at 17:20| お父ちゃん

2017年03月23日

…復活

ヘンな蕁麻疹をだして弱っていたところに
先週、急性胃腸炎に罹ってしまい、へろへろになっていましたもうやだ〜(悲しい顔)

医師には、蕁麻疹は「何かのアレルギーでしょう」としか言われず。
何に反応して溢れてしまったのか、原因はわからないけど
人間のからだって、そういうものなのでしょう。
わからないことだらけ。
胃腸炎もどこで感染したのかさっぱり。
免疫力が下がっていたことには違いなさそうです。

ダブルのダメージを受けましたが、究極のデトックスでもあったのか、
肌はつるピカになり、胃腸も復活。
よみがえりました。ほっ。



明日は久しぶりに京都へ行く予定です。
友達の漫画家さんが、4月からまた遠くへ引っ越してしまうので
しばしお別れの挨拶に。あー、淋しくなる。
春とはそういうものですね。

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画像は3年前のちょうど今頃に撮っていたものです。
縁起良さそう(?)で1年くらいiPhoneの待ち受け画像にしていました。
お天気、晴れるといいな。
ちょっと粧し込んで行ってきますかわいい



*昨年3月に発売された『おもてなしの仕事』金の星社 重版かかりました。

posted by 埜納タオ at 16:15| 日記

2017年03月07日

春、春、春

ネーム漬けの日々で脳が溶けそうです。
やっと折り返し地点。

いっぱい線をひいて、掴めたかと思ったら逃げていく。
創作って片思いみたいなものだと思う。

異動や転勤、進学等の話題がちらほら聞こえ、
またこの季節ね〜、と思うのだけど
自分はひとり仕事なのでデスクに向うだけ…
春先はいつも、置いてけぼり感を食らうのです。

そんな私にも、身近なところで出会いがありました。
しかもふたつ、立て続けに。

ひとつは、ひょんなことで漫画家さんexclamationに出会ってしまったのです。
SNSとかじゃなくて、リアルな世界、たまたま毎週隣の席で…
そんな事あるんですね。
男性で、持ち場(ジャンル)が全くちがうのだけど、
20年以上描かれていて、コアなファンが多くいらっしゃるそう。
活動ペースと作品のエネルギー量がすごくて圧倒されてしまった。
まさか生活圏内に同業者がいらっしゃるとは。
この方も、片思いのベテランさんなのであろう。

そして、もうひとつは、高校生の男の子とー。
人伝に頼まれて会う約束をしたのだけど、間に入ってる人が来れなくなって
いきなり二人でお茶exclamationって……。
”待ち合わせ場所で夜明けの図書館読んでる日焼けした少年だから”とだけ
聞かされて、えー、どーすんの、間がもつの?!て緊張しましたが、
それは余計な心配で、楽しい時間になりました。
松本大洋がたまらなく好き、という共通の話題で打ち解けられて、
注目してるバンドから部活の話など。
そして物語を書いてる、と短編を2作貸してくれました。
不意打ちを食らった。
ばりばり運動部の少年が。片思いから一番遠くに居そうなのに。

いま、私の仕事場に漫画家さんと少年の作品がある。
静かにちょい感動……。
片思い、負けてらんねぇ。
私にも上等な春がやってきました。
posted by 埜納タオ at 01:12| 日記

2017年02月20日

春一番とともに

今年も確定申告のシーズン到来です。
昨年からクラウド型会計ソフトを使っています。

ちょうど20年前、同じく確定申告の準備中に、
ベッド下から大金が出てきた事を思い出しました。
当時バイト代が手渡しで、いつのまにか現金が溜まっており、
そのお金で初めてMacと周辺機器を購入したのです。
Macが届いた日、インターネットに接続できた瞬間、
あの時の高揚感は忘れられません。
自分史の中でもエポックメイキングな出来事だったと思います。

20年経って、様変わり。
常時オンラインが当然の世の中になり、
収支も至ってクリアになりました。

今春、大学を卒業する姪が「ゆきちまみれになりたい…」とつぶやいた。
残りの学生生活を謳歌するのに、お小遣いとバイト代だけでは足らないんだそう。
  
ゆ き ち ま み れ  
私も声に出してみたら、語感がきれいで気に入ってしまった。
給料袋から、1枚、2枚…と諭吉が顔をだす。
あの高揚感を味わうことは二度とないのか。
現在は、敢えてオフラインの時間を大切にしています。

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思わず書いてみた。妙にスッキリexclamation×2低俗ですけども…。
posted by 埜納タオ at 23:59| 日記

2017年01月31日

ちょっと早いお雛様

半年ぶりに帰省してきました。
3姉妹も約2年ぶりに集合。
それぞれ仕事や生活があり、なかなか集まれないのだけど、
これからはもう少し会おうよ、という話になりました。

ところで、加齢に伴い“鼻の下が伸びる”という老化現象をご存じですか?
出典は定かでないのですが、要は肌の弾力の低下・たるみによるものらしいです。
(確かに、漫画で高齢者を描くときは、無意識に長くしてた。)
その情報が3姉妹の間で話題になり、心当たりもあったもので、
それぞれの鼻の下の長さを測定ー。
今後会うたびに、記録をつけていくことにしました。

3人いると、何かと成績や容姿を比較されがちでしたが、
まさか鼻の下の長さで勝負?する時代が来るとは。
定規をあてて、ケタケタ笑う3人娘(over45)を
父は終始冷ややかな目で見ておりました。


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出先で、実家の雛人形に良く似たものを見つけました。おめでたいです。
クリスマスツリーより、雛人形を飾る時がずっと楽しかった事を覚えています。
アイテム数が多いから、出すのも収めるのも大変なんですよね。
ただ実家のは、姉が逆立ちして遊んでて、そのままダイブ…。
雛壇が歪み、金の屏風にド派手な穴のある、ちょっと残念な雛人形でした。


posted by 埜納タオ at 14:35| 日記

2017年01月12日

冬来たりなば

新しい年も明けて、もうじき大寒ですね。
毎年、この時期から2月末頃まで人間としての機能が低下……
あわわ、点滅してます。


今週末、母の七回忌を実家で予定していたのですが、
なんでも、お坊さんが日にちを間違えて(!)1週間早く来られ、
応対した父も、その日とくに用事がなかったとかで
「じゃけぇお父さん、ひとりで済ませたんよ」との事後報告が。
唖然………。
娘3人が集まるだけの予定だったので、特に問題はないのですが、
それにしても…。
天国から、呆れた母の笑い声が聞こえそうです。


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こちらは、友人の息子が描いた冬の絵です。
なんて力強い。
この絵をみると体温が上がるようですいい気分(温泉)

posted by 埜納タオ at 17:22| 日記

2016年12月31日

柔らかく伸びたい


ヨガを始めて年明けで1年になります。
週に1度、90分の教室に通っています。
普段絶対つかわないって箇所をじわ〜と伸ばしたり、緩めたり。
最初はきつかったけど、だんだん気持ちよくなってきて、
ちょっとした楽しみ&リフレッシュになっています。

初めたきっかけは、“体が柔らかい方が良い漫画が描けるのでは?”
と思ったことです。
年齢が上がってくると、人間もアクが強くなると言うか、えぐみが増すというか、
野菜のトウがたつみたいに身体や思考も凝り固まる気がして、それを避けたかった。
(良く言えば、その人が極まる、とも言えるのですが)
できれば、しなやかで柔軟でありたい。その方がきっと楽しい。

…といっても、相変わらず身体は硬いのですが、
肩こりや腰痛が和らいだと実感しています。
5年ぶりに受けた健康診断はオールAでしたし、
長丁場のスタンディングライブにも耐えうる腰になりました。
体力全般が底上げされた感じですいい気分(温泉)

そして、なにより、あちこちを伸ばしていると、
手足や身長、ひいては自身の能力もまだまだ伸びるのでは……?!と
伸びしろ(可能性)を感じられるのです。
非常にいい事だと思います。


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久しぶりに漫画家ぽい絵を描いてみました。
頭がどうにも廻らなくて、手でも動かしてみた……一発殴り書き。
伏し目がちで、地まつげの長い女の子は可愛いな〜。

課題は色々あるけれど、来年も淡々と目の前の事をこなしていこうと思います。



〜お知らせ〜
「夜明けの図書館」第18話が発売中の『JOURすてきな主婦たち』に掲載されています。
 “葵ひなこが、高校生のビジネスプランコンテストに協力する爽やかなお話”です。
 (↑公式サイトより)
posted by 埜納タオ at 00:05| お知らせ

2016年12月14日

『住んで幸せな街』

学校図書館問題研究会発行の「学図研ニュース」No.370
“特集:学校図書館とマンガ”に寄稿させていただきました。
いつもお世話になっている司書Yさんによる、漫画制作に関わっての
打ち明け話、も掲載されています。(Yさんの文章が沁みる…)

学図研ニュース編集部・島根支部のみなさんが、
お菓子やお茶、資料、山陰新聞の複写など送ってくださいました。
松江の紅茶、おいしいんですよね。
画像は、しょうが湯です。柚子を入れてみました。

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***


漫画づくりに行き詰まって、どんよりしていたところに、
東京在住の友人が帰省にあわせて、遊びにきてくれました。
彼女が作ったタペストリーやカバンなどを見せてもらって、ほっこり。
クオリティ高し。

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ゆうべ寝る前に読んでた『本当に住んで幸せな街 全国「官能都市」ランキング』によると
彼女が住んでる文京区は総合順位1位でした。
(“歩いて楽しいまちというのは、地上150センチから時速4キロで眺める風景が大切”なんだそうです。)
それでも「将来は関西へ帰りたい、なんだったらオリンピックまでにも」とのこと。
人間にも帰巣本能があるのでしょうか。
住まいと暮らし、人とまち。
いくつになっても関心が高いテーマです。


どこ住みたい?と訊かれると、瀬戸内の穏やかな海が浮かびます。
岡山の市街地、神戸の新開地、四国だと高松や松山もいいな。きっと静岡も好き。
もう少し年を重ねたら、山陰の魅力にもはまりそうです。
posted by 埜納タオ at 18:49| 日記

2016年11月27日

映画と小説と

先日、映画『この世界の片隅に』を観てきました。
劇場でアニメを観るのは、小6の時『幻魔大戦』と『クラッシャージョウ』(二本立て)以来です。

原作の世界観は大切に扱われたまま、映像ならではの美しさも加わり、
どこを切り抜いても素晴らしい作品でした。
導入部、コトリンゴさんの音楽で一気に作品に引き込まれて
エンドロールで、こっちの世界にそっと戻される感じ。

こうの史代さんが描かれるキャラクターは、かわいらしいだけでなく、
恐ろしいほど艶っぽい〜、なんだろ、あの色気。
“人間”を描いていらっしゃる。


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クラウドファンディングのメンバーになっていたもので、公開までの間、
すずさんから季節の挨拶(葉書)が届いたり、ファン垂涎の特典が満載でした。


***


今日は、一日中しとしと雨降りで、何もやる気がでず、
こたつにもぐって『彼女に関する十二章』著:中島京子を一気読み。
いい映画を観た後のような読後感。あー、おもしろかった!

50歳夫婦の会話が、なんとも東(京)ぽいな〜、と感じる。小気味よい上品さ。
夫婦であれ、パーソナルスペースがやや広く、西のソレとは幾分違う、とか思ってしまう。
ミドルエイジ女性におすすめです。

posted by 埜納タオ at 21:41| 本 音楽 映画